2005年07月25日

大学講師のレベルって(絶句)

今日は塾じゃなくて大学の話です。


そろそろ前期の試験やレポートも大詰めです。
ちなみに大学終了に先駆けて地獄のフタがあくのですが(明日からですよ!)、
今日は某講義の最終日で、レポートの所見プリントが配布されました。

……まず、講師のレベルを問う前に、学生のレベルですよね……。
一応国立大だと思ってたんですが……。
所見プリントの注意事項を見てもの凄く自信がなくなってきました。

・長い文章を書くときは段落を作る
……。
絨毯爆撃よろしく4000字、ただの一度も改行せず書ききった学生が複数名いた模様。

・話し言葉と書き言葉は区別する
…………。
ちょっと→少し、若干
ぱっと見→見たところ
~とか~とか→~など
…………。
かなりの学生が話し言葉で提出してきたらしい。

後いくつかあったんですが、もういいか(脱力)
これ、私が塾で小学生とか中学生相手に口を酸っぱくして注意している内容と、

全く同じです……。

大学生の書く文章って、今いったいどうなっているのでしょうか。
ちょっと遠い目になってしまいました。

で、講師の方ですが(教授か助教授か、はたまた講師か助手かは知りませんが)、
そうとうおかんむりというかあきれられたご様子。
でも、その指導する側の先生もですね、えらい勘違いをしておられました。


・文体は「です、ます」の口語体か、「だ、である」の文語体かに統一すること。
…………。
冗談で書いたのかと思ったのですが、大まじめに音読して注意を促しておられたので、
きっと本気でそう思っておられるのでしょう……。
恥ずかしいよう。

正式には「です・ます調」のことは敬体「だ・である調」のことは常体といいます。
今、一般に使われている文章はほとんどが口語体ですよ先生……。
敬体・常体ともに口語体の種類です……。
文語体=書き言葉という意味もありますが、使い方を見るに明らかに勘違いしてます。
いちおう文系が専門の先生なんですけど……。
(それにしては所見の文章もお粗末でしたが……)

大学教育の将来を思って遠い目になった講義でございました。


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Posted by SAKI at 20:59│Comments(2)教育
この記事へのコメント
大学生の書く文章がソレですか・・・

また指導する先生、しかも文系を専門とされる方が大きく間違えているとは・・・

大学っていったい何だろうー・・・・と思ってしまいます。
Posted by mo-mo at 2005年07月25日 23:14
もうこのまま帰ってやろうかと思いました。

この先生に成績つけられるのかと思うと、
なんともいいがたい気分になります。

とりあえず、小中で作文指導をまともに受けなかった学生がいかに多いか、
というのが良く分かりました。

でもまぁ大学の先生でもこれだもんな……
生徒に指導できない教師がいてもまったく不思議じゃないかもと、
切なく納得した一日でした……。
Posted by SAKI at 2005年07月26日 02:01
 
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